キオクノオト

記憶の音 ~ 好きだった人。好きな人。好きになってくれた人。

しばらく更新してなかったけど、順調です。

夏・秋・冬と更新してなかったけど、何事もなく順調です。

電話ではよく話すし、時々だけど半日有休をくっつけて会いに来てくれる。

「この時間が何よりも大切」とも言ってくれる。

 

2020年はコロナの影響で、彼も自分の趣味の大会にチャレンジする機会がなかったみたいだけど

今年は大会が開催されるようなので参加エントリーをしたそうです。

応援に行こうかな。

 

イエローカード

先日の一件で、わたしの気持ちはずっとモヤモヤしていて

「こんな人を好きでいていいんだろうか」

とずっと考えていた。

 

数日後、彼にわたしの迷いが伝わったのか

しゅんとした感じで「ごめんなさい・・・」と電話が来た。

 

もう二度とそんなことはしないでほしい。

わたしは自分が好きな人にはちゃんとした人でいてほしいから。

 

約束して会った。

 

「今回は仕方ないとして。

でももう二度とそういう短気は起こさないで欲しい。

次に同じようなことがあったら、わたしはもう二度と会わないで

同じ会社のただの人だと思うようにします」

 

彼にイエローカードの判定を出した。

悲しかった

電話で話していた時

「今日、なんで?って思うようなことがあって」

とかなり怒っている様子の彼。

 

(本人いわく)通勤途中に前の車の運転手が降りて来て絡まれたという。

その経緯を聞いてみると、明らかに彼のほうに落ち度があるんだけど

「まぁ、そんなに怒らないで」

となだめた。

 

「どこかで見たことあるヤツなんだよな。絶対許さない!」

とか、まだ息巻いているから、

「お願いだからへんなことはやめてね。だめですよ。」

と念を押しておいた。

 

それなのに。

 

次の日にダイナマイトの絵文字を送ってきたから悪い予感がした。

 

その後のLINEのやり取りで、その相手が誰なのか思い出して

文句を言いに行ったというのが判明。

 

ほんと、そういうのはやめて欲しい。

済んだことをまた掘り返して、自分が勝つまで執着するのはやめて欲しい。

 

「わたし、そういうのはやめてって言いましたよね?

気持ちはわからなくもないけど、すごくショックで悲しいです」

 

なんかしばらく話したくないと思った。

 

負けず嫌いの性格は、こういう場面で出すものじゃないよね。

 

見られた?

二人でご飯を食べに行った。

わたし達を知っている人が来ないであろう店、

この日は誰も出歩かないだろうと思ってた日。

 

お店は空いていた。

二人で乾杯をして、近況報告をしていた。

 

パーテーションの向こうに誰かお客さんが来たようだ。

ふと視線をそちらに向けると

「え・・・」

 

会社の人だった。

 

二人で静かにパニックになる。

 

まだ気づかれてはいないようだ。

 

これからどんどんオーダーしたものが運ばれてくる。

その時にむこうの席からこちらの様子が見えてしまうかもしれない。

 

「こんなことってある?」「嘘でしょ?」

声を潜めながらも焦ってしまう。

 

彼がふと隙間から向こうの様子を見ると、いなくなってる。

 

「絶対気付かれて席を変えたか、帰ったかだよな」

彼の顔にも少し焦りが見える。

 

お店の人が飲み物を持ってきたときに

「向かいの席の人たちは帰ったんですか?」

と小声で聞いてみる。

 

「いえ、別の席に移りました」

 

あぁ、バレたか。

 

「もし奥の個室が空いていたら移動したいんですが」

 

わたし達はそっと席を移動する。

 

あとでお店の人に、あの人たちが自主的に席を移動したのか聞いてみたら

「いえ、なにか(こちらの)様子がお変わりになったので

向こうのお客様には別の席をご用意しました」

と。

 

どうやらなにかを察したらしく、機転をきかせてくれたようだ。

 

でもきっと見られていたと思う。

わたしはそこまで強運の持ち主じゃないから。

 

3月は会えないね。

当初の予定だと3月に二人で飲みに行く約束だった。

でも新型コロナウイルス感染者が増えてきて、3月の会議はなくなったそうで・・・。

ということはこちらに来る用事もなくなるということで・・・。

 

お店は予約していた。

「そういう事情じゃしょうがないから、無理しなくていいよ」

と言ってみたけど

「まだキャンセルしないで!なんとかして行くから」

 

年度末で忙しいだろうし、万が一感染でもしたら大変だから

「ほんと、来なくていいですから。

その分来月会えればいいから」

そう言って制止した。

 

一度納得したようだけど

「俺・・・やっぱ行っちゃおうかな~」

とLINEが届く。

 

そりゃ、会いにきてくれたら本当は嬉しいよ。

だけど・・・今月会わなければもう一生会えないわけではない。

冷静になろうよ。

 

とにかくキャンセルはもうちょっと待ってと言うので保留にしていたら

数日後「ごめん、どうしても行けない用事が出来てしまった」と。

 

そう言われると逆に会いたくなってしまう。

 

一緒に時を刻もう

わたしの住む家が完成して引き渡しになった。

この計画が立った頃、彼とはどうこうなろうということは

考えてなかったので、わたしの終の棲家になるだろう家。

 

彼の頭の中では『いつかきっと』という、

共に歩んでいきたいという思いがあるみたいだけど、

ごめん、ここは一人で住むための空間なんだ。

 

「家が出来たよ」

と伝えたとき、なにかお祝いの品を贈りたいと言ってくれた。

 

部屋に置く時計を買おうかなと思ってるようだ。

 

「一緒に時を刻もう」

彼はふざけてそう言っていたが、

なんだかプロポーズみたいな言葉だね。