キオクノオト

記憶の音 ~ 好きだった人。好きな人。好きになってくれた人。

女子会

わたしの会社では一時期【女子会】が流行った。

当時会社の中では派閥と言うほどではないけど

小さなグループがいくつかあった。

その小さなグループが2つ3つくっついて、

社内行事があるたびに打ち上げと称して集まるようになったのだ。

 

ある日の女子会。

彼の支店の女性もいて、

『ariesさんも来るっていったら、これでみんなで美味しいお酒を飲めって』

封筒に入ったお金を出してきた。

『ほら~、うちの上司ってariesさんのファンだからいいとこ見せたいんじゃない?』

なんの悪気もない彼女は言うけど、この飲み会の女ボス的な人の目は

何かを言いたげな様子だった。

『あ~、そうそう!なんかそう思ってたのよね』

『でもあの人、結婚してるよね~』

笑いながら言ってたけど。

 

なんかこの人には気を付けないと・・・と直感でそう思った。

 

ここ最近は【女子会】というものは消滅した。

さりげなく詮索されるのも嫌だし、

想像であれこれ言われるのも嫌だから。