キオクノオト

記憶の音 ~ 好きだった人。好きな人。好きになってくれた人。

煙たがられているようで好かれている人

彼の職場の人と飲んできた。

彼の部署にはわたしが仲良くしてもらっている同年代の女性がいて

(同年代だけど、彼女は中途入社だからわたしの後輩にあたる)

普段から仕事や人間関係の悩みや心配事を話したりしている。

 

ゆっくり飲もうよという話になり、わたしが泊りがけで行くことに。

もう一人、彼の直属の部下の男性も来ることになった。

この集まりは彼には内緒。

彼女たちはわたしが彼と個人的に連絡を取り合ってることを知らないし、

この飲み会の主旨が『彼の話題』らしいから、絶対に気付かれたくないらしい。

わたしはというと、この飲み会がバレてしまえば彼はどういう話題をしたのか

気になってしょうがなくなるかなと思い、内緒で参加。

 

話題は彼のパワハラまがいの発言など、けっこう強烈だったけど

でも話してる当の本人たちはなぜか楽しそう。

「もう俺なんていつもミサイル打たれてますから~(笑)」

「どこに隠れても狙い定めて打ってくるしね(笑)」

モノマネしながら日々の様子を再現してる。

 

煙たがられているようで、でもこの部署は彼が引っ張っているから

成り立っているということに感謝しているということが伝わってくる。

 

「人一倍努力しているすごい人だから、なんだかんだ言っても付いていこうって思うんだよね」

「あんな感じだけど、人としての魅力はあるからね」

 

自分にも他人にも厳しい人だとは感じていたけど、

ちゃんと背中を見て付いていこうと思ってくれてる人もいるんだね。

良かった。

わたしの好きな人がこんな人で良かった。